【スマート農業/農業DX】電気柵電圧監視装置 実用試験協力者の募集について(募集は終了しました)
獣害防除等に利用する「電気柵の動作状況をスマホへ通知する装置」を試作するにあたり、実用試験にご協力ただける現地パートナーを募集します。
※期間満了に伴い、ご応募の受付は締め切りました。
1.解決したい課題:電気柵の不便さ
農作物への獣害対策として、電気柵は有効な対策の一つと言われています。
しかし。
・異常が発生しても気が付かない。
・異常発生時、動作していたか確信が持てない
・毎日の定時点検に使う時間や手間が大変
など、もっと有効に活用し、設置費用に対する効果を実感したいという声が強く聞かれます。
2.この装置でできるようにしたいこと
・正しく動いていることを確認して安心したい
→電圧を3分おきに計測し、インターネット経由でデータをチェックすることができます。
・被害を最小限に食い止めたい
→電圧に異常が発生した場合、手持ちのスマホ(LINE)へメッセージがすぐに届きます。
電池切れや異常発生時間の短縮につながります。
・毎日の定時点検に使う時間や手間を減らしたい
→電圧の異常がなかった場合でも、24時間に1度のレポートが届きます。
問題がない場合は見回りに行く回数を減らすなど、省力化につながります。
想定する利用シーン
・定時報告の中で電圧が下がっていた / 電圧低下の報告が来た
→雨が降った?草が伸びた?電池が弱った?
【明日にでも見に行けばよいか】
・晩御飯中に、切断の通知が来た
→イノシシが線を切った?電池が切れた?なにか未知のトラブル?
【今すぐ現地に行かないと!】
3.装置について
基本は、ホームセンター等で売られている電気柵用チェッカーと同じ仕組みです。
土中に差し込んだアース棒と電線の間の測定センサーが、自動的に計測を続けます。
<<計測中の動作>>
3分に1回、データを記録します。
何ら異常が発生しない場合、24時間に1回のレポートが届きます。
設定した電圧以下になった場合、即時通知が届きます。
通知させたい設定値は、自由に設定が可能です。
設置は電気柵装置の横に単管パイプ1本を立て、収納ボックスを取り付けます。
電気柵とは電源を分けますので、電気柵側の電池が切れても通信を続けることができます。
4.試験の流れ
こちらで用意した試験機を、現在お使いの電気柵に設置します。
スマホにデータが届きますので、実際に使ってみてください。
草刈りや倒木等の撤去など、設置環境のメンテナンス情報を共有したり、実際に使ってみて不便な点や改善要望などがあれば伺います。
3~4か月に1度と、試験終了時にアンケートへの回答をお願いします。
期間は設置時から2025年3月までを計画しています。
5.参加条件
・すでに電気柵装置が設置されていること。電気パルス発生装置自体の配給・支給はございません。
・設置は「湧水町内」で「ドコモの電波が入る」場所に限ります。
お手持ちのスマホの電波が入れば結構です。ご不明な場合は事前にご相談ください。
・試験期間中は、作付け状況に関わらず電気柵の稼働をお願いします。
・適切な試験環境が保たれるよう、草刈り等、設置場所のメンテナンスをお願いします。
・スマホをお持ちで、LINEが使えることを前提とします。
・通信費用のみ、ご負担ください。
初期費用1000円、月額300~400円程。解約金等の発生はありません。
電圧監視装置本体や設置に関する費用は無料です。
6.申込要領
受付期間 4月16日 ~ 4月30日
お申し込みが多数の場合は抽選となります。
当選発表 5月9日(予定) 当選者の通知をもって発表にかえさせていただきます。
7.その他[注意・免責事項]
・試験機は一人につきパルス発生装置1台分です。
1か所に複数台の発生器がある場合、どれか一つを選んでの設置となります。
・試験期間中、装置の状況チェックのため、担当者が農道やあぜ道に入ることがあります。
・試験期間中、設置場所を装置や試みの説明等に使用させていただく事があります。
・地形や電圧など、個人を特定しないデータを試験データとして公開する場合があります。
・試験担当者の判断により、試験を中断、機材の撤去を行うことがあります。
・本試験および、試験機は獣害の完全防除を保証するものではありません。
何らかの被害発生時も保障等はございません。
・本試験に関して、草刈りや畔塗り等、役場が設置個所の整備作業を行うことはありませんので、了承ください。
・トラブル発生時、その原因に相応の悪質性が認められた場合は、損害賠償等請求する場合があります。
応募受付は締め切りました。